約3年間カウフマン療法を続けた中で、実際に起こった副作用の話をします。
気がついたのは治療を開始して1年経たない頃、肝機能が悪化していることが発覚しました。
またその原因が、カウフマン療法の投薬だったと気がつくまで、数ヶ月もかかってしまいました。
一人でひたすら悩んでいました…。
理由は私の中で「肝機能が悪い=お酒の飲みすぎ」のイメージがあり、「肝機能が悪くなったことを婦人科で相談(報告)するのは違うだろう」と勝手に判断したからです。
何が原因か、なんて素人では正しく判断できません。
何か身体の異常に気づいた場合は、絶対に私のように一人で悩まず、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
ちなみにむくみや体重増加など、よく耳にする体調の変化は逆にありませんでした。
では、そろそろ「カウフマン療法で肝機能が悪化した話」の中身に入っていこうと思います。
✔この記事を読んでわかること
・カウフマン療法で肝機能が悪化することはあるのか。
・1年目で副作用が確認されたが、3年間変わらず治療を続けた理由。
・投薬を止めた際、検査結果はどうなったのか。
カウフマン療法って何だろう?となった方は、まず先に下記の記事をどうぞ!
カウフマン療法で実際に起こった副作用
副作用に気づいたきっかけは、年に1度の法定健診です。
投薬を始めてから今まで全く問題のなかった「肝機能」の数値が、基準値を超えるようになりました。
要再検査と記載された、健康診断成績表をもらったのは人生初でした。
「それって本当にカウフマン療法の影響なの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、カウフマン療法を長期で続けていると肝機能が悪化することがあります。
ホルモン剤は「肝障害」がある人への使用は注意が必要と記載があります。大なり小なり影響は「ある」と思っておきましょう。
私が実際に投薬していたプレマリン錠の副作用にも「肝機能障害」との記載もあります。
治療を開始して1年弱、念のため肝機能に異常がないか血液検査をしようか。
えっ……あっ…実は、既に健康診断で肝機能異常と診断されまして……。
こんな感じで「カウフマン療法と肝機能悪化は関係ない!」と勝手に思い込んでいた私は、弱弱しい声でカミングアウトすることになりました(笑)
良くない例ですので、皆さんは同じようにならないようにしてくださいね。
ちなみに私が通院していたクリニックでは、カウフマン療法を長期的に続けている人には血液検査(※保険適用)を行っていました。
働いている人であれば年に1回、健康診断を受ける機会もあると思いますが、検査を受ける機会があった際は数値に大きな変化がないか要チェックです!
肝機能悪化後も、3年間治療を続けた理由
カウフマン療法を開始して1年弱で肝機能が悪化していると発覚しましたが、結局のところ約3年変わらず治療をしました。
理由は基準値を超えてはいるが、大幅に超えている訳ではなかったからです。
うーん、かなりイメージしづらいですよね。
「基準値を超えているけど、大幅に超えていないって一体どの程度なの?」ってなると思います。
ですので、今回は実際に私が3年間に検査した検査結果(具体的な数値)を記載していきます。
健康診断も含め3年間に5回、血液検査しました。
肝機能の代表的な検査項目として、「AST(GOT)」「ALT(GPT)」「γ-GTP」があります。
詳しい話はここでは割愛しますが、3値とも肝臓に障害が起こった場合は数値が上昇することだけ把握しておいてください。
γ-GTPはお酒をよく飲む人は数値が上がりやすいので、飲酒頻度の多い方はアルコールが影響している場合もあります。
では、実際の検査結果を記載していきます。
AST(GOT)【0~30】 | ALT(GPT)【0~30】 | γ-GTP【0~50】 | |
1回目 (25歳) | 41 | 75❗ | 35 |
2回目 (26歳) | 22 | 23 | 33 |
3回目 (27歳) | 23 | 30 | 43 |
4回目 (28歳①) | 37 | 48 | 52 |
5回目 (28歳②) | 22 | 31 | 46 |
1回目の検査はALTの数値がかなり高かったため、法定検診で要再検査と判定されたものです。
2回目の検査で更に悪化していた場合は治療を中断していた可能性がありました。
しかし、休薬期間だったこともあってか全て基準値内の数値でした。
また28歳②回目の検査した時期も、カウフマン療法を中止した直後で数値が下がってきています。
- 飲酒や暴飲暴食をしていない
- 数値が上がった時期と治療開始時期が重なっている
- 投薬を中止した場合は数値が下がっている
僅かに基準値を超える場合はありますが、上記3つの理由より肝機能悪化は、投薬による影響であることは明確でした。
ASTやALTが50↑、γ-GTPが100↑を超えた時は一旦、中止にしようね。
また治療を辞めるとなると無月経の私は月経が自然には来ないので、別の問題が発生してしまいます。
そのため定期的に検査をし、数値が跳ね上がっていないか確認をする前提で治療を継続することにしました。
ただしドクターの発言のように、大幅に数値が超えている場合は、まず肝臓を休めてあげましょう。
肝機能障害がある方は、肝臓を経由しない経皮剤を使用することもあります。
初めに副作用と聞いて、とても怖い印象を持たれた方もいるかもしれません。(もしそう感じた方はごめんなさい)
正論になってしまいますが、どんな治療にも少なからずデメリット(副作用)はあります。
身体に大きな変化が起こっていないかをしっかりと確認し、より良い選択・治療を行っていけるようにしましょう!
今回の記事はここまでになります。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました!